源氏鶏太原作。継母や腹違いの姉に陰湿ないじめをうけてもけして涙をみせず明るく前向きに生きる若尾ちゃんがまぶしい。伊豆の海がイタリアの海のように見えた。
大海電気株式会社取締役兼業務部長の藤沢一太郎の娘・かすみは恵まれた堅実な一家で育った20歳のお嬢さんであった。成城学園の一劃に住む一家の父・一太郎は庭いじりが趣味で、2号や愛人もなく、母・かよりも良妻賢母の円満な家庭であった。7歳上の兄・正道も新婚で、美人妻・秋子とアパートで幸せに暮していた。かすみの女子大の友人・知恵子の家は両親が別居し、父親は2号と住んでいた。かすみは一波乱あった知恵子を羨ましく思ったりもした。知恵子は恋愛や結婚にロマンチックな夢を持っていたりしたが、かすみは結婚には重要性を持っていなかったので、これと思う人がいたら、いつでも結婚するつもりだった。しかし、大人びた口調で恋愛もいらないと割り切るドライな反面、かすみは知らない男に言い寄られただけでも怖くてドキドキする根っからのお嬢さんでもあった。
かすみの家には毎週のように日曜日にな...
借金返済のために新劇女優の道を捨て、芸者になった道子。建設会社社長・橋田の尽力によって彼女はナイトクラブのママに。店も繁盛するが、そんなとき、かつて思いを馳せていた作曲家の阿久津がパリから帰ってくる。二人は互いに愛情を確かめ合うが、それは同時に阿久津の作曲家としての評判を下げることになっていく。泣ける仕上がりとなった大人のメロドラマ。
ビジネスガール青田和子は若くて美しくて聰明なのだ。渡辺半次郎という許婚者がいた。彼が大阪へ転勤して行ってから四年たつ。互いに愛しあっているが、なかなか結婚できない。和子には元欧州航路の船長で今は失職中の父伍介と、高校を出てスチューアデスになった妹の通子がいるからだ。伍介にとって和子は亡妻がわりだし、通子も家事はからきしだめだ。一家は和子なしにはなりたたないのだ。--親友の市毛梅子が大阪から上京してきた。大阪でシニセの料理屋を血のつながらぬ義兄の虎雄とやっている。東京進出を目論見ている商売上手の女だ。彼女なりに結婚は女性の自由と独立をはばむと考えている。和子は梅子に半次郎に会って結婚を断ってくれと頼んだ。梅子は半次郎に会う。そのとたん、彼女の固い結婚観は崩れてしまった。彼が好きになったのだ。話を聞いて和子は呆然とした。彼女も好きは好きなのだ。驚いたのは...
殺しのテクニックを教えてその弁護もする!
法律の抜け穴と人間の恥部をついて、がっぽりかせぐ悪のエリート!
街のやくざに処女を奪われ、卑劣な手段で脅迫された少女が救いを求めた弁護士は、やくざ以上の悪徳ぶり。
追い詰められ、殺人を犯した少女の裁判での弁護を引き受け、持ち前の悪辣な手段によって無罪とさせる。
だが、少女が最後に口にしたことは、弁護士を震え上がらせるものだった……。
特典
●劇場予告編
●スタッフ・キャスト解説
●フォトギャラリー
【スタッフ】
監督:増村保造
原作:圓山雅也
脚本: 石松愛弘、増村保造
【キャスト】
田宮二郎
佐藤 慶
緑 魔子
Yamazaki Ryotaro is an Olympics' athlete and an asset. He accepts two jobs and responsibilities that are thrust upon him. One involves a a painting and an advertising poster. The other is about coaching the hockey team. Simultaneously, however, he is head over heels for three gals, one is a hairdresser, one is a fashion model and of course the third is part of the cheering squad for the hockey team.
中央新聞社社会部記者須川康夫は、長崎県の大村密入国者収容所から脱走した韓国学生李起春の事件を追って大村へやって来た。責任者に会った須川は脱走当日警察庁外事課の鵜崎三郎という警部が訪れたことを聞き、疑惑を深めた。警察庁に鵜崎という警部はいないはずだ。李は朴政権反対のデモの指導者として逮捕投獄されたが、脱獄して密航して来たのだ。李の前には、送還、死刑がつながっている。完全に謀略事件とにらんだ須川は、さらに追求をすすめた。その頃山谷のドヤ街で韓国外務大臣の訪日に際し日韓会談反対のデモに参加する者に日当を払うというビラが、在日北朝鮮系組織の名を使ってまかれ、京都の朝鮮人少年に韓国から徴兵通知が舞い込んだ。須川はこの出来事と李の事件は関係あるとにらんだ。馴染のバー“雨の木”に、須川が紹介したホステス則山茂子を訪ねた須川は、偶然小学生時代の友人井村に出会い、茂子...